台湾のCyberLink社とターボリナックス(株)は、デスクトップLinuxのマルチメディア分野において戦略的業務提携を行なうと発表した。
第一弾として、ターボリナックスの次期製品に、サイバーリンクが提供するDVD再生ソフトウェア『PowerDVD』を標準でバンドルする。また、サイバーリンクは、現在台湾のハードウェアベンダーと『PowerCinema Linux版』を共同開発しており、Turbolinux 10 DesktopおよびTurbolinux次期製品版への対応を表明している。ターボリナックスでは、2004年6月に開催される“LinuxWorld Expo/Tokyo 2004”において参考出展するほか、国内ハードウェアベンダーと協業の上、PowerCinemaの販売を行っていく予定。
今回の提携に関し、CyberLink社の最高経営責任者(CEO)であるAlice H.Changは「アジアでトップシェアを誇るターボリナックスと提携を結ぶことで、成長著しいアジア市場のデスクトップLinux分野において、デスクトップLinuxの大きな柱のひとつであるマルチメディア機能を提供し、新たな市場を開拓できるものと期待している」とコメントしている。